HOME» ブログ »退職金を支払う理由を考える その3「老後の生活保障」
ブログ
退職金を支払う理由を考える その3「老後の生活保障」
経営者の退職金に関する悩みを解決するヒントや具体策を考えていく場合、最初に確認することは、退職金を支払う理由です。「退職金を支払う理由」を明確にすることで、支払い方法や金額、支払う基準などが明確になってきます。

・2025年以降は70歳までの雇用が努力義務(実現には健康寿命の伸長が必要)
※確定拠出年金の受給開始年齢
老後の生活保障

(1)老後の生活保障

①老後の開始年齢を想定する
・2025年の65歳完全雇用の義務化で65歳以降を老後と想定・2025年以降は70歳までの雇用が努力義務(実現には健康寿命の伸長が必要)
②年齢だけのテーブルだと長期勤続者が不利になる
・労働力の流動化にともない、転職が普通の時代に、年齢だけのテーブルだと長く勤務する者にとって不利になってしまうので、勤続年数との組み合わせのテーブル設定が必要となる。③勤続年数+年齢テーブルでの金額設定の方法
※年齢で退職金を定めることは、中途採用を考えると現実には困難なので、この場合、想定する支給額は、勤続年数による定額制もしくはポイント制が想定されます。
※テーブル設定例
(2)積立方法からのアプローチ
老後の生活保障を目的として退職金を準備するという意図から、受け取れる時期が老後を想定している確定拠出年金を退職金積立に活用するという方法が考えられます。
2022/10/25 |